【静岡】車査定は専門業者に依頼を！相続した車の査定は必要？

車を相続する際に査定が必要な理由

車を相続した際に査定が必要な理由は、相続税を正しく算出するためです。車の査定を受けることで正しい価値がわかり、相続税額を正確に算出できます。なお、査定価格が100万円以下となった場合には、相続手続きが簡単になる可能性があります。

相続した車の場合、旧所有者が死亡した当日の価値をもとに価値が算出されますので、車を相続する場合は早い段階での査定が大切です。

車の相続手続きを査定書で簡易的に行う方法

相続前に車査定を受けた場合、査定書を用いることで相続手続きを簡単に進められます。

車の相続手続きで利用できる書類は、以下のとおりです。

• 遺産分割協議書
• 遺産分割協議成立申立書

相続手続きでは遺産分割協議書を提出するのが原則です。しかし、一定の条件を満たせば、遺産分割協議成立申立書の利用が認められます。そのため、相続する前に、それぞれの使用条件を把握しておくことが大切です。

・遺産分割協議成立申立書を用いる場合

車の査定価格が相続時点で100万円以下だった場合、遺産分割協議成立申立書が利用可能です。相続人が複数いる場合も、遺産分割協議成立申立書を作成すれば、相続人全員の同意を得ずに相続人1人の意思によって相続手続きを完了できます。しかし、同意を得ずに手続きを進めると相続トラブルに発展する可能性がありますので、事前に相続人全員で話し合って同意を得たほうがよいでしょう。

遺産分割協議成立申立書による相続手続きの場合、必要となる書類は以下のとおりです。

• 車検証（自動車検査証）
• 旧所有者（故人）の戸籍謄本または除籍謄本
• 相続人の戸籍謄本
• 相続人の車庫証明書
• 印鑑証明書
• 査定士証（コピー）

・遺産分割協議書との違い

遺産分割協議書と遺産分割協議成立申立書の違いは、相続全員の署名、実印の捺印、印鑑証明書が必要かどうかです。

遺産分割協議書の場合、相続人全員による署名・捺印が求められます。一方、遺産分割協議成立申立書でしたら、相続人1人の署名・捺印と印鑑証明書を揃えることで相続手続きが可能です。

相続した車の価値の決まり方

相続した車の価値は以下の方法で算出されます。

• 買取価格
• 減価償却

それぞれの方法について解説します。

・買取価格を参考にする

車の買取価格は、相続した車の価値を決める大きな基準です。相続税を計算するうえで必要となる車の買取価格は、元の所有者が亡くなった日の買取価格です。現在の中古車の買取価格の相場ではないため、ご注意ください。

・減価償却で算出する

特殊な車両や特注の車、高級車などは、減価償却による価値の算出が行われる場合があります。また、中古車に該当する場合は、法定耐用年数を基準に減価償却を行います。相続する車の多くは中古車に分類されるため、法定耐用年数は以下の式で算出するのが基本です。

中古車の価格は様々な要素によって変動しますので、専門業者へ査定を依頼するのが賢明です。