【静岡】廃車買取業者に依頼を！スクラップにしたい車を手放すには？

個人で工場に持っていく場合

この方法で対応する場合は、必要書類が多く手続きも煩雑ですので、事前にある程度の流れを把握しておきましょう。

・処分の手順

工場まで自分で車を持って行く場合、まずは車の解体を行う業者の選定が必要です。インターネットなどで検索し、候補を複数社挙げます。依頼先が決まったら連絡を取り、費用相場を確認したうえで予約を行ってください。なお、一部の解体業者は個人からの依頼を受け付けていない可能性がありますので、事前確認が必要です。

連絡が取れた後は運輸支局へ行き、一時抹消登録を行います。なお、一時抹消登録は車を一時的に使えない状態にするための手続きです。この時点では、車はまだ手元にあります。

一時抹消登録を済ませたら、解体業者に車を引き渡し、工場でスクラップを行います。スクラップ後は、業者から移動報告番号と解体報告記録日が書かれた書類を受け取ります。その後、運輸支局で永久抹消登録をするための手続きに進むのが一般的な流れです。

・処分にかかる費用

処分にかかる費用は、一時抹消登録の印紙代・解体料・レッカー代の3種類です。軽自動車の場合は印紙代が350円、解体料は1～2万円程度となります。また、工場まで車を移動するためにはレッカー車を手配する必要があり、費用は2万円前後かかります。

ディーラーや販売店に持っていく場合

こちらでは、ディーラーや販売店にスクラップを依頼する際の手順と費用を解説していきます。

ディーラーや販売店は車に詳しいため、廃車手続きの代行を安心して依頼できるでしょう。しかし、数万円程度の手続き代行手数料がかかる点がデメリットといえます。なお、ローンを組んでいる場合、車の所有者名義はディーラーやクレジット会社になります。そのような場合は、ローン完済後に名義変更を行い、所有者を使用者本人へ変更しなければなりません。

・処分の手順

スクラップをディーラーや販売店に依頼する際の手順は、依頼先に連絡を取ること、車を引き渡すことの2ステップのみです。ディーラーに車の処分を依頼することで、廃車手続きやレッカー手配などを自分でする必要がなくなります。

・処分にかかる費用

処分にかかる費用は、解体料やレッカー代の他に、廃車手続き代行料が必要です。解体料とレッカー代は、スクラップ工場まで自分で車を持って行く際にかかる費用とほとんど変わりません。廃車手続き代行料は、1～2万円程度必要です。

廃車買取業者に持っていく場合

こちらでは、廃車買取業者に依頼する際の手順と費用を解説します。廃車専門買取業者の場合、スクラップにする際の手続きが簡単にできるうえ、いらない車がお金になる可能性があります。

・処分の手順

廃車買取業者に車のスクラップを依頼する際の手順は、業者への連絡と車の引き渡しのみです。廃車買取業者の場合、面倒な手続きをほとんど代行してくれますので、簡単に車をスクラップにできるというメリットがあります。

・処分にかかる費用

廃車買取業者の場合、車を処分する際にかかる費用はありません。他の方法では解体料やレッカー代で数万円程度の費用がかかります。多くの廃車買取業者では、解体費やレッカー代が無料です。また、手続きの代行費用も無料ですので、ディーラーや販売店に依頼するよりもお得です。

さらに廃車買取業者に依頼すれば、値段がつかないと思っていた車でも数万円程度の買取価格がつく可能性があります。古い車や事故車でも動く場合には、海外に中古車として輸出できるため、買取が可能なのです。